windows vistaはもうすぐ期限切れ？そろそろ買い替え時期です

最近はwindows XPの修理の持ち込みもめっきり減り、windows 7や8.1、10の持ち込みがメインです。そんな中、そこまで多くはありませんがwindows Vistaの不具合でのご相談もちらほらあります。Vistaと言えば2006年の終わり頃、つまり今から10年ほど前に発売されて、その後約3年間ほど市場に出ていたパソコンですから結構前のパソコンになります。ですが、今でも全体の5％ほどの方がまだまだVista健在！ということで使用されているようです。

さてそんなVistaですが、不具合でご相談をお受けするときにお客様に良く聞かれるのが、「このVistaのパソコンって修理したほうが良い？それともそろそろ買い換えたほうがいいかなあ？」ということ。日本人の美徳のひとつが物を大事にすることで、私もその精神は日本人の誇りの一つだと思っています。すぐに新製品が出るイメージが強いパソコンですが、長く使えるのでしたらそれに越したことはありません。

しかし、「Vistaのパソコンを修理したほうが良いかどうか？」と言われると、ちょっと話は変わってきます。

私の判断としては、Vistaのパソコンに不具合が出た場合はお買い替えを強くオススメしています。もちろん、安く修理できるのなら直すのも一つの手だとは思いますが、Vistaの場合は長年の使用による部品の不具合のことが多く、部品の不具合を修理すると4～5万円以上かかることが多いです。（ちなみに「安く直る」とはこの場合、目安1～2万円くらいです。）

私が買い替えをオススメする理由。

理由はいくつかありますが一番大きな理由のひとつは、windows Vistaのサポート自体が2017の春頃を持って終了するということ。つまり、現在Vistaを使っている方は後1年もしないうちにパソコンのお買い替えをしなきゃいけないんです。せっかく今修理してもすぐに買い替えになるのなら、ちょうど良いタイミングだと思って買い替えを選んだほうが良いです。
では、ここから先は具体的にVistaはいつ使えなくなるのか？その理由や買い替えをオススメする理由を詳しく見ていきましょう！

Vistaのサポートが終わるのはいつ？そしてなぜ使ってはいけなくなるの？

まずは一番重要なこと、「windows Vistaはいつマイクロソフトのサポートが終了するのか？」についてお伝えします。

Vistaがサポート終了するのは2017年4月11日です。ですので、それ以降にVistaのパソコンを使うと非常な危険なので使わないで下さいねというわけです。

ところでサポートが終了すると何が危険なんでしょうか？これについてはwindows XPの時も騒がれていたので、比較的記憶に新しいかもしれません。何が危険かというと、インターネットを使う方はウイルス感染の危険がとっても増してしまうのです。でもなんでサポートが終了するとウイルス感染の危険性が高まるのでしょうか？

それにはこういった理由があります。サポート中ならwindowsのシステム的にウイルスが入りそうな弱いところを見つけ次第、マイクロソフトがその都度直していたのです。しかし、サポート終了後はもしそういった場所が見つかったとしてもマイクロソフトは一切直さなくなります。みなさん家を出るときに鍵をかけると思いますが、鍵が壊れて鍵をかけられないのにそれを直す人がいないイメージです。つまり、不具合のあるところから悪い人が誰でも入り放題の状態になってしまうんです。

また、例えウイルス対策ソフトをしっかり入れていても、ウイルスが入り放題ではウイルス対策ソフトも用を成しません。ですので、サポートが切れたパソコンはウイルス対策をしっかりしていてもなお危険なので、インターネットをする方はやはりお買い替えをするのが良いです。

ちなみに、お客様の中には、「別にメールもしてないし、怪しいサイトも見てないから大丈夫でしょ？」と聞かれる方もいらっしゃいます。誤解されている方が多いので補足でご説明しますと、ウイルスはメールや危ないサイトのみから入るわけではありません。ウイルスはインターネットに繋いだ段階で、特に何もしなくても勝手に入ってくるものも沢山あるのです。

ご自宅ではパソコンをインターネットケーブルを差したまま使ったり、wi-fiを使って無線でインターネットをしている方が圧倒的に多いと思います。そういった方はパソコンの電源を入れた時点でインターネットと繋がるので、サポート切れのパソコンは一番の標的になってしまいます。

このようにサポートが終了するとウイルス感染の危険性が非常に高くなります。そしてそのサポート終了は目前まで迫ってきています！

ですのでVistaのパソコンを修理するかお買い替えでお悩みの方は、これを機に新しいパソコンにお買い替えされることをオススメします＾＾

サポートが終了すると修理も終了する

大抵の家電製品はいつかは修理が終了してしまいます。パソコンもやはり同じで、パソコンの場合は発売されてから5～7年くらいでメーカー修理を終了し始めます。（ただしあくまでも一般的な目安です。海外製のパソコンの話ですが、中には買って3年で修理終了したものなんてものも見たことがあります＾＾；）

とは言え国産のパソコンであれば、マイクロソフトのサポートが終了するまで修理サポートも続くことが結構多いです。ということは…そう、みなさんお気づきのように、逆に言うと「マイクロソフトのサポートが終了すると、メーカー修理も終了する」と言うこと！
つまり、Vistaのパソコンは長くてもあと1年弱でメーカー修理が出来なくなってしまうのです。となるとせっかく今修理したとしても、マイクロソフトサポートが終わった後にまた壊れた場合はもうメーカーで修理はしてもらえません。

部品の不具合による修理について、メーカーは不具合箇所の部品しか修理してくれないので、今修理したとしても他の部分は古いままです。ですので別の部分がまたすぐに壊れる可能性もあります。（もちろん可能性は低いですが、そうなった場合は目も当てられません＾＾；）
そういった意味でも、もし今Vistaのパソコンが壊れた場合は全てが新しくなるお買い替えという選択をオススメします。

買い換えると性能が上がる！

「買い替えると性能が上がる」というのはちょっと語弊がありますが、正確に言うと「vista時代のパソコンと現在のパソコンを比べると、現在のパソコンの方が性能が高い」ので、買い換えると非常に快適に使えるのです。

どの製品でもそうですが、時代が進むにつれて技術は進歩していくもので、それはパソコンも例外ではありません。パソコンの場合は一言で言うと、パソコンの動きの速さや頭の良さが昔と比べて非常に向上しているのです。

また、現在発売されているパソコンは大抵windows 10が入っています。このwindows 10は動作がより速くなるようにシステム作りがされていますので、それも合わせて快適に使えることと思います。

ですのでvistaのパソコンが壊れてしまった場合は、これを機に新しいパソコンに新調すると動きが早く快適に使うことが出来ます！

まとめ：今後のことも考えてvistaは修理ではなく買い換えよう！

パソコンの買い替え時期は4～5年に一回くらいと言われています。メーカーが買い替えを促進するために言っている節もあるかもしれませんが、パソコン内部の部品の劣化やシステムの進歩具合を見ても、この4～5年というのは妥当な年数です。

上記で述べたようにvistaのパソコンはそれ以上の年数が経っていますし、あと一年もしないうちに「インターネットを使ってはいけなくなる」状態になります。つまり、インターネットを使っている方はどちらにしても一年もしないうちにvistaのパソコンを買い換えなくてはならなくなります。

「新しいパソコンを買うと、また一から使い方を覚えないといけないから大変だなあ…」とためらっている方もいらっしゃることでしょう。

ですが、近い将来買い換えなくてはならないのですから、「いい機会だから、これを機にパソコンを新調しよう！」と前向きに捉えて、買い換えることをオススメします＾＾